つるとかめと仮定する

ふらふらした雑記

【体外受精・採卵レポ】採卵までの16日間を振り返る

 前回までのあらすじ

 体外受精するぞ!と決めて、不妊治療専門医院に転院しました。

事前説明を受けて、うむやっぱり体外受精するべきだな、と意思を固めた日でした。

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この直後に生理が始まり、さっそく採卵に向けたホルモン治療を始めたわけです。

 

この記事を書いている現在、採卵は終わっています。

また後日まとめますが、採卵した卵は受精~分裂を経て、結果2個が胚凍結まで至ることができました。

今回は、採卵当日までの16日間にどのような治療があったのかをまとめます。

 

 

ご参考までに:わたしの妊活状況について

ご覧になった方の参考になれば幸いです。

  • 今年度で30歳
  • 避妊をやめてから:今年の8月でまる3年
  • 両卵巣チョコレート嚢胞の手術済み(2019年3月)
  • 左卵巣でチョコレート嚢胞再発、直径4センチくらい
  • 生理周期は28~30日で排卵は順当にある
  • AMHは1.2くらいで年齢の割に低め
  • 夫の精子:運動率・数値共に申し分なし
  • 不妊の原因:おそらくピックアップ障害

 

先生曰く「チョコレート嚢胞がじゃましてるのでは?」という見解のようです。

このチョコレート嚢胞が採卵時にもじゃまになるんですよね…これはまた後ほど。

 

 

生理開始~採卵日決定までの経過について

さっそくですが、今回わたしが採卵するまでの日程はこんな感じでした↓

D1:生理開始

D2:診察(AMH検査)・クロミッド処方【約18,600円】

D3:クロミッド服用開始(1日2回)

D6:診察・HMG注射【約4,200円】

D9:診察・HMG注射・クロミッド処方【約8,500円】

D13:診察・HMG注射【約7,400円】

D15:診察・採卵日の決定【約5,600円+約3,700円】

D17:採卵(局所麻酔)【約54,000円+後日精算】

これらの日程は最初にすべて決まるわけではありません。

卵胞の成長具合を加味して次の診察を決めていて、実質1日おきくらいのペースでした。

 

そして横に金額を載せましたが、まあまあな金額がかかります。

初診でATMに走ったトラウマがあるので、財布をぱんぱんにしないと心配になります。

 

採卵までに通院したのは計5回でした。

それぞれの診察でどんなやりとりがあったのかをさらに詳しくまとめます。

 

D2:採卵通院1日目 AHM検査をする

わたし今回初めてAMH検査を受けました!

前の病院ではそういう詳しい検査を受けておらず、やっと己のAMH値がわかることに。

 

検査の方法はこんなかんじ↓

  • 採血する(検査前)
  • 検査薬剤の注射を打つ
  • 1時間後くらいにもう一回採血
  • 検査前後で結果を比較

 診療明細書には「下垂体前頭葉負荷試験(ゴナドトロピン)」と書かれていました。

今回の結果は1.2で、先生曰く「まあまああるので刺激には反応しやすいでしょう」とのこと。

後でネットを調べてみましたが、わたしの年齢の割にはすこし低めのようでした。

 

この結果を踏まえて、今回の周期は比較的低刺激なものでいこう!ということに。

さっそくクロミッドを渡され、5日後くらいに再来院となりました。

 

とはいえ渡されたクロミッド、種類は以前の病院と同じでしたが量が劇的に増えました。

  • 以前:1日1回1錠で5日間
  • 今回:1日2回1錠ずつで10日間

やはり一度に1個でいい場合と(以前)、一度にたくさん採りたいときと(今回)だいぶ違うもんだな~と思いましたね。

 

 

D6:採卵通院2日目 物足りないので注射を打たれる

左卵巣の端っこに2個くらいそれらしきものが見つかりました。

大きさはもうすでに直径20ミリくらいあります。

しかしこれが採卵時でいうと、チョコレート嚢腫の裏側にあるわけです。

先生曰く「嚢腫を刺すとあとで発熱したり厄介」とのことでとにかく位置が悪すぎる。

 

あと右卵巣の手前に細かく複数見えましたが、なにせ大きさがまだまだらしく…。

この日はHMG注射を打って帰ることになりました。

クロミッドとHMG注射の併用は初めてです。ドーピングされてますねえ~。

 

 

D9:採卵通院3日目 本当に卵なのか?結果注射を打たれる

 前回の通院でそれらしかった、左卵巣の位置が最悪な2個について。

これの大きさが全然変わってないことから「これは卵じゃないかも」と先生Aは疑念をもっているようです。(あとでBが出てきます)

たしかにあんな早々に20ミリになるのはあやしいよなあーとわたしも懐疑的になります。

 

あとは右卵巣に有望なのがあるらしいですが、まだまだなのでやはりこの日もHMG注射を打って帰りました。

そして10日間もらっていたクロミッドは、以降も飲み続けることになりました。

追加の錠剤をもらって、結局D15あたりまでのむことになりました。

 

 

 

 D13:採卵通院4日目 遅咲き現るが注射を打たれる

左卵巣の位置が最悪な疑惑の2個について、やはり大きさが変わらないので卵じゃないのでは?と先生Aも半分あきらめ気味。

念のため血液検査をしてホルモン値を測りましたが、排卵間際の数値よりもまだまだ低かったようなのでやはり卵じゃなさそう、とのこと。

(もし卵なら、数値がもっと高くなると考えていたようです)

 

とはいえ右の卵巣の手前に2個、15~20ミリくらいの有望株が育ってきました。

これが大きくなるまでかんばりましょう、ということで注射を打たれて帰りました…。

 

D15:採卵通院5日目 先生BからGOがでた!

この日の診察は先生Bで、先生Aの上司にあたる方です。

チョコレート嚢腫や謎の卵など、困った事案が続いたからですかね…。

まず先生B曰く「左卵巣の疑惑の2個は卵じゃなさそう」とのこと。

どっちみち嚢腫の裏側にあるので、採卵するべきではないと判断されるそうです。

 

この日は右卵巣の手前に30ミリくらいのもの・20ミリ近いものが各1個、左卵巣に小粒が1個ありました。

もう採卵日を決めてもいいころ合いらしく、D17での実施を提案されました。

左の小粒がもう少し成長するまで&もっと卵を育てるまで待つこともできたようですが、1~2日くらいしか延ばせないとのことなので…もういいかなあと。

 

結局採卵当日にはその左のもそこそこ大きくなっていたので、一緒に採卵することができました。

この日の夜、HCG注射を打ちに再来院しました。

採卵日に合わせて打つもので、夜間通院が難しい場合は点鼻薬にも変更できました。

ただ点鼻薬の方が2,000円くらい高く、通院はそこまでめんどくさくなかったので今回は夜通院する方を選びました。

夜間診療だったので精算は採卵当日となりました。3,700円なり。

 

採卵日当日は現金で備品代の支払いをしました。

これとは別に実際の採卵にかかる費用は後日請求されました。まあざっくり話すと…20万くらいでした。

いま思えば、採卵が増税前でラッキーだったかもですね(内消費税2万円弱)

 

また採卵当日の話は後日まとめますね。

 

 

まとめ:お金も時間もかかる

今回の採卵周期D1~15までの通院にかかったお金は…

約48,000円でした!まあまあかかるな!

 

あとは通院のペースが定まらないのがちょっとしんどいかもです。

今回初採卵だったので、ぶっちゃけ「D14くらいで採卵かな~」とかぬかしてたんですが、思ったより日数がかかりました。なんも予定なくてよかった。

 

次回は採卵から胚凍結までのレポです。

では!

 

 

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