MRI検査を受けてチョコレートのう腫だと確定するまでの話【婦人科】
MRI検査を受けるまでの流れ
前回の記事です↓
クリニックの超音波検査で、右卵巣の腫れが見つかりました。ところが検査では外形の影はわかるものの、その中身はわかりませんでした。つまり卵巣がどうして腫れたのか?がまだいまいちわからんわけです
そこで今度は、市内の医療センターのMRI検査をして中身を確認し、症状判定しようという運びになったわけです!
- 血液だったらチョコレートのう腫
- 髪の毛とかだったら皮様性のう種
- もしかしたらガンになってるかも
結果はこの中のどれかになると予想されていました。
実は前回のクリニックからMRI検査を受けるまでの期間は、家族でハワイに行っていました。わたしが結婚する前の最後の家族旅行だああああッ!と異国で散財してきたのです。なんですけどね。
その間もふと、自分の右卵巣についての不安がよぎるという複雑な思いを抱えていたわけです。これは最後の家族旅行ではあるけども、人生においての旅行自体ラストになるってこともありえるよなぁ…ラスト飛行機かもしれんってことよなぁ…みたいな
せめて新婚旅行は行きたいなぁ…というか、わたしがもしガンならどうなる?重病持ちと知っても結婚してくれるのだろうか?みたいな
人生2回目のMRI検査です
核磁気共鳴画像法(英語:magnetic resonance imaging,MRI)とは、核磁気共鳴現象を利用して生体内の内部の情報を画像にする方法である
わたしMRI検査は2回目です。初回は中学生の頃、顔面が半分麻痺になったときです。お医者さんに脳梗塞を疑われて頭のMRIを撮りました。何も変なものは映らなかったです。
ステロイドを投与して2週間くらいで麻痺は解消しましたが、治るまでの間はなかなか苦しいものでした。まばたきが下手くそになります。目が乾くから滝のように涙が出ます。飲んだ味噌汁がたらたら口からたれてきたら、それは顔面麻痺だッッ!
MRIの検査中は絶えず音が鳴り続けるのですが、それが人によってはかなり苦痛になるとのこと。気持ち悪くなったりパニックになる方もいるそうですね。
実際わたしも頭にぐおーんぐおーんと鳴る感じで確かに慣れませんでしたが、結局なんやかんや半寝状態までは持ち込むことができました。
症状判明!チョコでした!
検査室で寝不足を解消している間に撮影は終わりまして、その結果から
自分の右卵巣の症状は、チョコレートのう腫だと確定しました。
そしてガンはないとのこと!安堵!撮影をした技師さんがその場で輪切りの写真を見せてくれましたが、やはり素人ではよくわからず。
結果わたしの右卵巣が腫れていた原因は、卵巣内に子宮内膜が発生し、排出できない経血を溜め込んでいたからってことでした。
報告書と撮影したデータが入ったCD-Rを持って、翌日クリニックに行きました。そしたら 「記念に持って帰りなよ、こっちで持っててもしばらくしたら捨てちゃうからね」と言われてCD-Rはもらいました。こないだ技師さんにこれって言われた輪切りの写真どれかなって探したんですが枚数が膨大すぎて「んん、わからんん」てなりました
今後の治療方針:隙あらば妊娠を狙え!
チョコレートのう腫とわかったところで今後の治療は…とくにすることないんですよね
- 薬で生理を止めて回復を促す→26歳で妊娠適齢期なのにもったいない。おすすめしない
- 手術で切除→他臓器への癒着が起こる傾向あり。おすすめしない
散々却下された上で先生がおすすめする対処法はこれでした!
「妊娠が一番!生理も止められるし子どもも産めるし健康的」
つまり
妊娠することで生理が止まる
↓
腫れの原因である排出されない経血が吸収されるかなんなのか…とにかく腫れの進行は止められる
ってことらしいです。上記の1番を薬に頼らずに起こすってことですね。
老紳士はこれまでの患者さんで、子供3人を帝王切開で出産した方の立会いをしたらしく、その方ののう腫は子どもを産むたびに縮小していて(お腹を開いて現物を見ているからよくわかる)3人目の頃にはのう腫になっていた卵巣が全快していたとの話を聞きました
うーんこれは子どもを産むしかない!というか元から産みたいから何の問題もないッ!
とりあえず進行具合の確認のために、3ヶ月に1回のペースで超音波検査を受けて定期的に大きさの確認をすることになりました。
ただ当時引っ越しを控えてたので、そのクリニックで書いてもらった紹介状を介して現地で見つけたクリニックに引き継ぎすることになりました。
引越後に見つけたクリニックですが、通うきっかけになったのは子宮頸がん検診を実施していたからです。引越し後の6月がちょうど大きさ確認の時期だったので、検診と合わせてお願いしました。
現在は妊娠ねらって精進中です!
妊活のために起こしたアクションがいろいろあるので、それはまた後日まとめますね。
まとめ:みんな、婦人科に行こう!
わたしが今回の一連の経験で得たもの、それは
もっと婦人科を頼ろう!ってことです。
自分の周りが結構な結婚ラッシュでして、2016年だけで7組の夫婦が生まれましました。しかしわたしのように積極的に妊娠を狙う夫婦は少数派です。
「今の仕事をもうすこし続けてから」とか「夫婦ふたりの時間を楽しみたい」とか事情や理由は様々です。
その中でわたしが危惧しているのは、妊娠したいと思い始めてから婦人科に行き、自分みたいな目に遭ったらどうするのか?ということです。
わたしはたまたま妊娠を意識する前に婦人科に行き、今回の自分の症状を見つけました。この発見がもっと遅かったらどうなっていたのか?と思うとぞっとします。初めて発覚した時点で、早急な手術が必要なほど進行した状態だったというケースもあるようです。
発見当時から一年ほど経ちますが、自分のチョコレートのう腫は大きくもならず現状維持です。ただこの症状はこれといって表立つ兆候がなく、定期的に超音波検査で確認しないと状況がわからないのです。
チョコレートのう腫を見つけてからわたしは周囲の女友だちに自分の症状を打ち明け、こんなこともあるから婦人科に行ってみてよ!と勧めるようにしています。
自分の周りにも、本人が気づいていないだけで実はわたしと同じような症状をもっている人がいるのではないかと心配しています。
わたしの友人たちがせっかく大事な人を見つけて結婚して幸せになったというのに、彼女たちが自分の身体の異変に気づけずに後で悲しい思いをするなんてくやしいじゃないですか。
では!