チョコレート嚢胞摘出手術レポ【入院5日目・術後3日目】腹腔鏡手術の内容や退院の説明を受けました
前日のハイライト
- 点滴が外れ、シャワーができるように
- 体力は減ってるものの、病院内の移動は余裕
- 痛み止めはロキソニンで十分
- 夕方の微熱に注意
手術したことを忘れてしまうくらい、日常を取り戻せてるなぁと思った日でした。
体力の減少は感じるものの、痛みや動きにくさはかなり改善されていました。
今回は術後3日目のレポートですが、生活面においては正直特筆することがありません…。
ただこの日は退院に向けての面談があったので、その内容を報告を主にしようかと!
ではさっそく~
退院に向けての面談とは
執刀医でもあった主治医の先生と面談をするのですが、話の内容はこんなかんじです↓
- 今回の施術内容の報告(術中の写真付き)
- 退院後の生活についての注意点
- 次回の診察日の予約
施術内容の報告については、術後に立会人にあった説明とほぼ同内容だったようです。
ちなみにこの面談の時点では退院日が確定していません。
今回の施術内容について
立会人であった母から内容は聞いていましたし、術後の回診で先生からも少し話を聞いていました。
しかし術中の写真を直接見せてもらうのは初めてです!えぐかったけど見られてよかった…。
(写真を見せてもらう前に「見たい?」と聞かれたので、見たくなかったら断れるみたいです)
先生から説明を受けた内容を箇条書きでまとめます。
今回の手術名について
切開箇所について
- へその下にカメラ用の切開(10ミリ)
- へそから下の左側に操作アーム用の切開2か所(各5ミリ)
傷口は本当に小さくて、ただただ文明の進化に感謝です。
実際の施術内容について
- 実物を見たところ、子宮内膜症のステージは4まで達していた
- ステージ4:癒着が子宮周辺の臓器全体まで広がった状態
- 左卵巣→右卵巣→子宮 の順で施術
- 各卵巣は 内容物の摘出→洗浄→プラズマ照射で処置
- そのほかの内膜症発生箇所も、プラズマ照射で処置
癒着している様子を写真で見ましたが、なかなかの大暴れ具合でした…。
まゆの糸みたいな、白くて細い糸のようなもので周りの臓器に縫われてるようなイメージです。
プラズマ照射をすることで内膜症の発生箇所をやく、というのが今回の対処策です。
先生曰く根絶させるには生易しい処置とのことですが、患者が妊娠希望であれば今回の方法が適しているそうです。
左卵巣の状態
- 子宮や周辺臓器と癒着していた
- 腸ともしっかり癒着していたが、施術して外した
- 左卵管は、陰になっていたのか確認できなかった
左卵巣は子宮よりも大きくなっていて、色は青白くなっていました。
右卵巣の状態
- 左と同じく、子宮や周辺臓器との癒着あり
- 右卵管は確認できた
左卵巣が青白かったのに対し、右卵巣は赤茶色に濡れていました。
子宮外に発生した内膜症の出血によるものと思うのですが…かなり対照的でした。
子宮の外側や周辺臓器の状態
- 子宮の外側にゴマ粒よりも大きいくらいの黒い粒がいくつかあり
- 黒い粒は病理検査に出したが、悪いものには見えなかった
- 直腸にも内膜症があり、癒着していた
- 直腸は破れたりすると大変なので、追及した施術はできなかった
- 他の箇所の内膜症にはプラズマ照射をした
- 最後に癒着防止のスプレーを全体に施した
子宮外の癒着については術前の診察で疑われていたもの、の具体的な状況は明らかになっていませんでした。
多少癒着しているんだろなーとは感じていたのですが、まさかここまでとはな…というのが当人としての感想です。
退院後の生活について
- 家事(買い物を含め)は退院後すぐから可能
- 入浴は1日後から、長湯は避けること
- 仕事は1週間後から
- 自動車の運転はOK(バイクや自転車は医師の許可が必要)
- スポーツなどの激しい運動は2週間後が望ましい
- 下腹部に急激な力が加わる動作は避けること
ちなみにこの記事を書いている今はもう退院しています。
正直まだまだ疲れやすいので、買い物以外では家でゆっくり過ごしています。
もらった紙に旅行などの記載はありませんでしたが、実際この状態で長時間出歩いたり運転したりするのはキツイかなーと思っています。
入院中の今後の予定について
退院の許可を得るためには、術後順調でなくてはいけません。
面談時に聞いた今後の流れはこんなかんじです↓
- 翌日に血液検査あり:炎症がないかを確認
- 同日に超音波検査、診察を受けて問題なければ退院
- 退院予定日は翌々日
この退院予定日は仮のもので、「早く退院したいっす」と要望を伝えると早く退院できることもあるみたいです。
まとめ:手術してよかった
子宮内膜症ステージ4の状態だったってとこのショックが大きいです。
いや、そもそも痛みが出始めたのが今年に入ってからなんですよね。
なので痛みに気付いたころにはステージ4でしたって方、潜在的に結構いるのでは?と思いました。
まあもうステージ4なので、若干手遅れ感はあるのですが…
…いやいや、早めに手術してよかった!
では!