つるとかめと仮定する

ふらふらした雑記

【残念ながら】9wにて稽留流産していまいました。

前回までのあらすじ

 今年初挑戦した体外受精が健闘し、心拍確認までノンストップで達成。

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目立ったつわりがなく、妊娠している実感が薄いまま8wの心拍確認まで到達しました。

 

なんですが…残念ながら9wで流産してしまいました。

流産手術も済んだ今、当時の状況を振り返ります。

 

 

9w2dの診察:心拍が確認できない

妊娠が発覚して4wは経過していたのですが、つわりで苦しむこともなくいまいち実感のない妊娠生活を送っていました。

ですがこの日はなんとなくイヤな予感がして、いつもより早めに診察に行きました。

というのも、その日の基礎体温がいつもより低めになっていたこと(37.0→36.8)や、前日下痢をしたことがなんとなく引っかかっていたのです。

 

診察時に先生にそのことを伝え、超音波検査をしてみたのですが…

…心拍が確認できません。こちらで見られるモニターからも明らかでした。

 

こういうのって「何かの間違いでは?」と疑いたくなるのですが、今回はわたしが当時素人目でモニターを見た時点でも「あーもうだめっぽいな」とあきらめてしまうほど明らかだったわけです。というのも

  • 前回に比べ、かなり鮮明に見える位置に胎児が移動していた
  • 前回よりも大きく成長していて、心拍を見逃す余地がなかった

ということで映像はかなりはっきりとしていました。

なので「見えない」ではなく「動いてない」っていう状況なんだな、とわたしでもずっしり理解できたわけです。

 

診察室に戻り、先生から「とりあえず今週末にもう一度確認しましょう」と提案されました。

「それって、次見たときには心拍が確認できるかもってことですか?」と尋ねると、「(上記のような映像状況を加味して)心拍を見逃しているわけではないと思う」と返されたので、ほんとにもうだめなんだな…と。

 

前回の確認時に比べて成長していたこともあり「心拍が止まったのはわりと最近ではないか」とのことでした。となると、あの下痢って関係あるのかな…。

 

今回妊娠が発覚して以降、出血は全くありませんでした。

先生曰く「胎児がかなり成長しているので、自然に出てくることは難しい」と話していました。来週流産手術を受けることになるかも、とのこと。

 

 

 

再診:稽留(けいりゅう)流産の診断

3日後に再診し、やはり心拍は動いておらず。

先生から「稽留流産」の診断を受けました。

稽留流産とは、胎児が母体の中で心拍停止した状態を指すそうです。

心拍停止を確認して以降、出血は変わらず全くなし。

すこしおりものが減ったかな?というくらいで、表面的には全然わからないものです。

 

前回の診察とは違い、今回は院長先生の診察でした。

前回の先生からは「原因は染色体異常かな」くらいにしか話を聞けなかったのですが、この日はそれ以外の、原因となりうるいろんな症状の話を聞くことができました。

 

 

今後の方針:不育症検査を受けて原因を調べてみよう

今回の流産を踏まえて先生から、不育症の検査を受けることを提案されました。

今回の流産について、先生はこのように考えているようです↓

  • 8wまで非常に順調に成長していたにも関わらず、心拍が停止してしまった
  • このような突然の心拍停止の原因には何らかの不育症が考えられる
  • 今回特に当てはまりそうなのが「抗リン脂質抗体症候群

抗リン脂質抗体症候群」とは、自己免疫により血栓が作られやすい疾患のことで、習慣性流産の原因と考えられているものだそうです。

 

この血栓胎盤の血管に生じ、胎児に血液が供給されなくなることで流産を引き起こすそうです。

診断は血液検査でできるものの、保険外となり高額であることがネックとのこと。

 

他にもいろんな検査を提案されました。すべて免疫機能を調べるもので

  • フローサイトクロスマッチ:夫の血液も採取し、抗体などの相性を調べる
  • NK細胞活性:自己免疫の一つ
  • Th1/Th2:免疫寛容について

これらもすべて血液検査で診断できるもののやはり高額で、すべて受けると7万円くらいになってしまいます。

ただこれらに該当することがわかれば、薬で治療できるとのこと!

つまり次は流産を防げるかもしれないので、この検査は絶対受けるべきでは?と考えていました。

 

というのも流産が発覚した夜、夫としっかり落ち込んだ後に今後の方向性を固めていました。それは

  • 今回の流産の原因を可能な限り分析すること
  • そのためにはどんな検査を惜しまないこと
  • 次こそは必ず我が子を無事出産まで導くこと

夫もわたしも理系人間でして、原因分析の労は惜しみません。

なので今回先生から提案された検査は全て受けることにしました。

 

提案された検査のほかにも、この病院ではいろんな検査を受けられるようで

  • 慢性子宮内膜炎検査
  • 子宮内フローラ
  • 子宮内膜着床能検査(ERA)

これらは子宮内の環境や「着床の窓」についての検査とのこと。

ですが今回、8wまで問題なく到達できたことから、先生曰く「着床には問題がなく、これらの検査は除外してもよい」との判断をしたそうです。

 

加えて、染色体異常の検査もお願いすることに。

とはいえ先生に言わせると「これがわかったところで解決する方法はない」とのことで、先に挙げた血液検査に比べたら別に受けなくてもいいレベルだと言われてしまいました…。こちらも高額ですが受けられるものは全て受けます。

 

 

流産手術について:吸引法だったので安心

染色体異常の検査を受けるには、流産手術を受ける必要があります。

「自然に排出されるのを待つのも手」だと言われましたが、急に出てきたときに対処できる自信ないな…と思い、手術をすることに。

 

この病院の流産手術は吸引法だそうです。

Twitterで調べると、病院によって昔ながらの掻き出す方法と吸引のどっちかなんだな…と察していたのですが、吸引の方が安全だと聞いていたので「この病院でよかった…」と安心しました。

 

手術中は静脈麻酔をかけられ、眠っている間に10分くらいで終わるそうです。

この病院では日帰り手術でしたが、朝早くから夕方まで、丸一日かかります。

痛いの辛いな…とか、静脈麻酔怖いな…とどうしても不安な気持ちが先行してしまいます。

とはいえ流産した時点でメンタルはぼろぼろなので、早くこの状態から脱却して次に進まなければ、とも考えていました。

 

日程はその日予約できる最短の日に設定しました。

名残おしいですが、早めに処置して早めに回復するのが一番では?と思いまして…。

 

 

 

まとめ:この流産を無駄にするものか

次回の更新では、流産手術当日のレポを挙げます。

いろんな血液検査の結果がわかるのは年明け後となりそうです。

貯卵がまだ1個あるのが救いです。がんばりたいですね。

では!

 

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